うさぎ Rabbit 歯牙疾患・毛球症・盲腸便・生殖器疾患・結石症

近年、ウサギさん人気ですね。種類も多く可愛いですね。飼育する上で、罹り易い病気、予防的定期検診、簡単に食生活について私見を書いてみます。

うさぎの病気は大まかに、歯のトラブルによって引き起こされる、
歯牙疾患(根尖膿瘍を含む)
毛球症
盲腸の問題
生殖器疾患
結石
が主な疾患でしょう。

①歯牙疾患

①歯牙疾患は、徐々に、あるいは、急に食欲がなくなります。ウサギの歯は歯根がありません。一生伸び続けます。ですから、食生活から歯牙疾患になる子は多いです。歯をローリングし食物繊維を食べることにより自分の力で歯を磨耗しなければ、臼歯が削れません。奥歯の段差ができ、歯のトラブルにつながっていきます。自然界のウサギは、草食、冬には木の皮など食するため奥歯が磨耗し、歯牙疾患は、見られないとも言われています。人に飼育されると、歯疾患が多くなります。食が健康をまもります。

左レントゲン:上顎臼歯4~6の根尖が眼球を押していて、眼から白色涙汁が出ている。涙鼻菅を圧迫しているために眼の問題も起こしている。
右レントゲンは、門歯の歯髄の欠損で下顎が第1第2臼歯に押され下顎歯が下顎を圧迫し根尖膿瘍に!

上顎の臼歯も歯列が乱れている。時間の問題で根尖膿瘍になると思います。こうなると①急に餌を食べなくなる②食べる嗜好がかわる。歯の問題で口内炎も併発し、痛みがあるためローリングして、ペレット、チモシーなどの繊維質を食べなくなるので盲腸の可溶化繊維を分解し蛋白質に変えるバクテリアが変わり、アミノ酸が豊富で、ビタミンに満ちた盲腸便が作製されなくなり具合が悪くなります。便が小さく不正になってくると肝臓が悪くなります。肝リピドージスの病態を引き起こしケトアシドージスになり、痩せてきて天国に召されていくでしょう。定期的な歯の切削と、検査が必要ですね。

②毛球症

ウサギは生理的に嘔吐できません。胃の筋肉の構造が犬猫とは異なるためで、自然界ではグルーミングだけでなく藪、木、石、穴の巣などに毛が引っかかり、抜けて口腔内に入る毛の量が少ないのでしょう。症状は、食欲低下等ほ歯牙疾患と同じです。

③盲腸の問題

ウサギは盲腸動物です。盲腸の中で可溶化繊維がバクテリアで分解され必須アミノ酸が豊富な植物性蛋白、ビタミン等を含む盲腸便を作り寝ている時に、肛門から出しでたら噛まずに、つるるーと飲んでしまいます。噛むと約pH2の胃酸で分解されてしまうからです。

④生殖器疾患

初期症状は、陰部から出血、赤色尿が最初のサインです。
ウサギは、ストレスがかかりやすい動物で、ストレスすなわちいつも周りを気にしていないと自然界では、肉食動物に捕食されてしまいます。ですから4~6ヶ月で大人になり、出産します。年に何回も出産しますので、女性ホルモンの分泌過多で子宮関連疾患が1歳ぐらいから始まります。生殖器関連の癌も多いです。
治療は、主には手術ですが、転移が多いのも事実です。内科療法を洗濯される方も多いです。

⑤結石

尿はシュウ酸を含んだpH9程度のアルカリ尿です。膀胱結石、尿道結石が主です。