小鳥 Birds 下痢

■症状の解説

下痢の糞の形、水分量、色調でわかります。しかし鳥さんは、種類によって食べる餌が違うのでそれぞれ、正常な糞の形状が異なります。飼い主さんは大切な鳥さんの正常糞を知る事が、病気の予防及び早期発見につながります。
まずは、定期診断をお受けになる事から始められるといいと思います。

  • はじめは、糞の形状・色調・形状・水分量が普段と違う。
    その時、総排泄口(お尻)の部分の羽毛が汚れている。食欲・元気等は変わらない。
  • 中期は、水様便がひどくなり、膨羽(羽を膨らませる)、嗜眠傾向(眠たいような状態)、おしゃべりしていた子がしなくなる。目がトロンとする。動きが鈍くなる。食欲も減退してきます。
  • ひどくなると、下痢の状態がほとんど水様便になり、一層羽を浮かせた状態になり、首を後ろの羽の中に入れ眠っているようになります。食欲は、なくなり、だんだん止まり木に止まる元気がなく、下にいる状態になります。 危ない状態ですね。

■考えられる原因

原因は、沢山あります。列記しますね。

  • ストレスでの一過性の下痢
  • セキセイインコでは、雛から幼鳥そして成鳥になるまでの下痢での死亡率が格段に高いです。飼育環境、体質の変化(給餌、一人餌といった色の環境が変化してくる事が、原因で体のホメオスタシスが崩れる事が原因で細菌感染・真菌の感染症になる場合が多いと思われます。
  • 抗生物質の投与中に、真菌が感染する症例があります。
  • 腎臓病・肝臓病・心因性の疾患等での病的問題を持っている鳥さんは、下痢を呈する事がよくあります。
  • 線虫類、コクシジウム、クロスポストリジウム、線虫、条虫のなどの寄生虫の感染似よる下痢便。
  • アメーバー、ジアルジア、トリコモナス、バナンジウムなどの原虫類等の感染による下痢。
  • ホルモンの代謝異常で多飲がが起こり、結果多尿になることもあります。
  • 銅などの中毒による、黒色を呈する下痢便➡︎危ない状態ですね
  • 膵臓の機能不全に由来する脂肪を分解できなくなる膵外分泌不全症➡︎細菌及び酵母が関与している場合もあります。
  • 酵母。真菌といえば、やはりメガバクテリア(マクロライドダグラス)は、怖いですね。感染初期は、正常な糞に近い形態の少しおかしい糞でも検出できますが、何回も繰り返し検査してやっと見つかる事もあります。
  • 未消化便は、食べたものが未消化で出て来ます。

以上、いろいろな原因で下痢の状態になります。

■その治療

やはり、原因治療ですね。飼い主さんの早期発見が一番です。

  • 病患の鳥は、膨羽、嗜眠傾向、食欲低下、呼吸速拍を呈していることが多いです。これは、体温の低下を示唆するもので、保温に努めます。呼吸が粗ければ、酸素化が必要になるでしょう。病気に耐えうる環境を整えることが重要です。 
  • 糞(便)の検査を実施し性状、色調、鮮血などの検査。顕微鏡検査での検査、細菌、真菌が疑われたら細菌培養・抗生物質感受性検査・真菌薬感受性検査をおこなう場合もあります。
  • 同時に吐き戻しをしている場合には、嗉嚢の液を回収して検査します。
  • レントゲン検査の検査、バリウム検査、血液検査をして総合に原因を判断し治療を行って行きます。
  • 下痢を起こしていると、脱水が起こり、アシドージスになります。水和(点滴)は、有効な治療手段になりますね。
  • 必要であれば、入院治療になります。
  • 治療は、原因により異なりますので様子をみないで早めに診察しましょう。
  • 健康診断もいたしております。料金に合ったプランがありますので興味のある方は、いらしてください。
  • 定期的に、健康診断することをお勧めいたします。

下痢について